|この記事はこんな方におすすめ
- 小型水槽でエアレーションが必要かどうか迷っている方
- エアレーションのメリット・デメリットを知り、導入を検討している方
- 静音性やデザイン性を重視しながらエアレーションを導入したい方
この記事では、アクアリウムにおけるエアレーションの基本的な仕組みと、その必要性について詳しく解説しています。また、エアレーションのメリット・デメリットを比較し、どのような状況でエアレーションを導入すべきかも分かります。さらに、エアレーションのデメリットを軽減するための対策や、小型水槽に適したおすすめのエアレーション製品も紹介していますので、これから導入を考えている方には参考にしてください。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
- 1.エアレーションとは?基本の仕組みを解説!
- 2.エアレーションは必要?ケースによる判断ポイント
- 3.エアレーションのメリットとデメリット
- 4.エアレーションのデメリット対策:使いたい方へのアドバイス
- 5.小型水槽におすすめのエアレーション製品
- |まとめ:エアレーションの必要性を考えて決めよう
1.エアレーションとは?基本の仕組みを解説!
エアレーションとは、一般的にアクアリウムの「ブクブク」と呼ばれる酸素供給装置のことです。エアポンプで空気を取り込み、エアチューブを通して水中に設置したエアストーンに空気を送り、細かい泡を水中に供給します。このエアレーションが起こす水面の揺れによって、酸素が水中に溶け込む仕組みです。
つまり、酸素は直接ブクブクから水中に溶け込むのではなく、気泡が水面で弾けることで微細な水面の揺れを生じ、その際に空気中の酸素が水中に溶け込むというプロセスで酸素供給が行われます。
2.エアレーションは必要?ケースによる判断ポイント
では、エアレーションが必要かどうか?
それは水槽環境によって異なります。水面に揺れがあれば、酸素が水中に溶け込んでいるため、必ずしもエアレーションは必要ありません。例えば、フィルターを使っている場合は、過密飼育でない限りエアレーションは不要です。
エアレーションが必要な場合とそうでない場合を以下にまとめました。
【エアレーションが必要な場合】
- 屋内飼育でフィルターを使用していない、または水面に動きがない
- 金魚など、酸素を多く必要とする生体を飼っている
- 過密飼育をしている
- 屋外で口の狭い容器で飼育している
水槽の生体の適切な飼育数はこちら
【エアレーションが不要な場合】
- フィルターで水面に動きがあり、水流が確保されている
- 酸欠に強い生体を飼育している(例:ベタは空気中から直接酸素を取り込むことができる)
- 屋外で口が広い容器で飼育している
以上を参考にして決めましょう。
3.エアレーションのメリットとデメリット
エアレーションが必要な場合に導入することはもちろんですが、不要なケースでもエアレーションを導入するメリットがあります。ここではエアレーションのメリットとデメリットをまとめます。
【エアレーション導入のメリット】
- 水草や生体に十分な酸素を供給し、健康的な環境を作れる
- 水流が発生することで、水槽内の酸素量や水温が均等になり、生体にとって快適な環境を作れる
- 水面に浮く油膜の防止ができる
【エアレーション導入のデメリット】
- 水滴が周囲に飛び散り、水槽のフタや周辺が濡れることがある
- エアポンプの音が気になることがある
- 水槽内や周辺に機器が増え、見た目がごちゃごちゃする
- 強い水流が発生し、生体にストレスを与える可能性がある
一応個人的な意見としては意外とエアレーションのデメリットは多く水槽機材が増えるとメンテナンスが大変になったりインテリア性を下げてしまうので、先ほど挙げた必要なケース以外ではエアレーションは使わなくてよいと思います。
※必要なケースでは生体の生命に関わるので使用しましょう。
4.エアレーションのデメリット対策:使いたい方へのアドバイス
先ほどの説明を読んで必要な条件に当てはまった方・不要だけど導入しようとしている方のために、ここでは、エアレーションのデメリットを軽減するための対策を紹介します。
- エアポンプの音がうるさい ➝ 静音タイプのエアポンプを使用する
- 水槽内に装置が増える ➝ エアチューブ・エアストーンを水草・石・流木の陰に隠す
- 過度な水流が発生する ➝ エアレーションの近くに水草や流木を設置したり、弱い空気量のエアポンプやエアストーンを使用する
これらの工夫をしてみましょう。
5.小型水槽におすすめのエアレーション製品
では、エアレーションのデメリットや対策を解説したうえで、おすすめのエアレーション製品を紹介します。
|
こちらはエントリーモデルとして最適です。エアポンプ・エアチューブ・エアストーンがセットになっておりすぐに使えます。
|
こちらは消音性に特化した小型水槽用エアポンプセットです。寝室など癒し空間に水槽を設置したい場合にもってこいですね。
|まとめ:エアレーションの必要性を考えて決めよう
エアレーションは、水槽内に酸素を供給するために重要ですが、必ずしも全ての水槽に必要なわけではありません。水面に動きがあるか、生体が酸素を多く必要とするかなど、条件をよく見極めて判断しましょう。必要な場合は適切な対策を講じ、私たちにとってっも生体にとっても快適なアクアリウム空間を作りましょう。
次回は、アクアリウムで使用する「ライト」について解説しますので、お楽しみに!