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【20㎝キューブ計画編】初心者必見!小型水槽におすすめの水草と選び方:水草のメリットも解説

|この記事で分かること

 「アクアリウムを始めたいけど育てやすい水草が分からない」「そもそも水草って必要?」という方におすすめ!

 このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。

 

 

 おしゃれなアクアリウム水槽に欠かせない水草!実は水槽をおしゃれに見せる以外にも非常に大きなメリットが存在します。

 

 今回は水草のメリット導入の際の注意点を解説し、そのあとで小型水槽におすすめの水草を紹介したいと思います。

 

水の中を泳いでいる魚

 

 

1.水草で水槽がもっと美しく!その驚きのメリット

 

 まずは、水草を水槽に導入するメリットです。主に3つ

 

  • 生体(魚やエビなど)にとっての有害物質を吸収する
  • 生体の隠れ家や足場となる
  • アクアリウムとして見た目がよくなる

 

 それぞれ解説します。

 

 1つ目のメリットとして、水草は生体(魚やエビなどの水槽内の動物のこと)にとっての有害物質を吸収します。生体は生命活動をしていると必ずアンモニア硝酸塩などを排泄します。また、エサの食べ残しもアンモニアに変化します。そしてこれらの物質は生体にとって有害です(正しくは硝酸塩は直接生体は排泄しませんが、ここではこれらが有害ということをわかれば大丈夫です。今後バクテリアについての記事で詳しく解説しようと考えております)

 しかし、水草にとってはアンモニアや硝酸塩などは栄養であり吸収してくれるので、水中のそれらの濃度を下げることができます。

 

 次のメリットは、水草生体の隠れ家や足場となることです。

 当たり前ですが、川や湖では水草があり、魚やエビは天敵が来た際や休む際に水草に隠れる習性を持っています。そのため隠れ家となる水草を水槽内に用意することで生体を安心させストレスを大きく軽減することができます。

 また、エビは魚ほど泳ぐのが得意ではないため、水草につかまってすごすことが多いです。

 

 最後のメリットは、水草を水槽に導入するとアクアリウムとして見た目がよくなることです。水草を取り入れることで、アクアリウムは一段と美しくなります。中には水草水槽」として水草のみの水槽もあるほど。色とりどりの水草が、水槽全体を華やかに彩ります。

 

lousan-lifelog.hatenablog.com

 

2.水草管理のポイント:デメリットと対策

 

 以上のようにとてもメリットの多い水草ですが、デメリットも存在します。それに対しての対策法を紹介します。

 

 水草を水槽に導入する際のデメリット

  • 成長した水草を剪定しなければならなくなる
  • 種類によってはCO2添加や光量の多いライトが必要となる
  • 底砂やソイルに直接植えた水草がある場合は、水槽掃除の際に邪魔になる
  • 水草が枯れると水質悪化の原因になる

など。

 

 その対策法以下の条件を満たす水草を選ぶことです。

  • 成長が遅い
  • CO2添加や強いライトが不要
  • 流木や石に活着可能
  • 枯れずらく丈夫で育成しやすい

 

 では実際にこの条件を満たす品種を紹介します。

 

 

3.小型水槽におすすめの水草3+3選

 

 前半では、熱帯魚水槽におすすめの水草(要ヒーター)を3つ紹介します。後半の番外編では、先ほどの条件から一部外れますが和風メダカ水槽に合う丈夫で初心者向けの水草を紹介します。こちらは屋内で飼育する場合ヒーター不要です。

 

 また、前景・中景・後景についてですが、大きさなどから水槽に配置する際にそれぞれ前、中間、後ろのどの位置がおすすめかという基準です。

 

① アヌビアスナナ

  • 原産:アフリカ
  • 大きさ:約5~10㎝
  • 小型水槽でのおすすめ位置:前~中景

 アヌビアスナナは、とにかく丈夫な品種です。幅が広めの色の濃い葉が特徴的でアクアリウムのなかで強い存在感を発揮します。

 


 

 ⇑こちらは石活着型

 


 

 ⇑ こちらは流木活着型

 


 

 ⇑ こちらは地植え型(自分で好きな流木に活着させることも可能)

 

② ミクロソリウム

  • 原産:東南アジア
  • 大きさ:約15~30㎝
  • 小型水槽でのおすすめ位置:中~後景

 ミクロソリウムは、アヌビアスナナとは対照的に長めの形状の葉をしているのが特徴です。それぞれ違う形状の葉の水草をレイアウトすることで自然な雰囲気を作り出せると思います。

 


 

 ⇑ こちらは流木活着型


 

 ⇑ こちらは地植え型(自分で好きな流木に活着させることも可能)

 

③ ウィローモス

  • 原産:東南アジア
  • 大きさ:約3~5㎝
  • 小型水槽でのおすすめ位置:前景

 ウィローモスは、ふわふわとした短い葉が密集した形状水草です。背の低い流木に活着させることで水槽前面に絨毯のようにレイアウトできます。

 


 


 

 

番外編:和風水槽に合う水草① カボンバ

  • 原産:南アメリカ
  • 大きさ:最大30~50㎝
  • 小型水槽でのおすすめ位置:中~後景

 カボンバは、金魚藻とも呼ばれているとおり和風水槽と相性がいいです。葉は細かく、羽毛のように分かれており、緑色から淡緑色までの色合いがあります。葉は水中で広がり、ふわふわとした形になります。少し大きいですが、好きな大きさに切って使えます。

 


 

番外編:和風水槽に合う水草② マツモ

  • 原産:世界中(日本原産のものもある)
  • 大きさ:30㎝以上
  • 小型水槽でのおすすめ位置:浮遊

 マツモは、浮遊性水草です。沈めて使いたい場合市販のおもりを用いるとよいです。カボンバのような形状をしており、小型水槽では長すぎるので切って使いましょう。寒さに強く冬でも屋外で育成することができます。

 


 


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番外編:和風水槽に合う水草③ ホテイアオイ

青々とした緑の植物の上に紫色の花が咲いています

 

  • 原産:南アメリカ
  • 大きさ:(葉の直径)10~20㎝
  • 小型水槽でのおすすめ位置:浮遊

 ホテイアオイは、マツモ同様に浮遊性水草です。メダカのビオトープ等でよく育成されています。成長すると紫色のきれいな花を咲かせることも。

 


 

 

 

|まとめ

 

 今回は水槽に水草を導入するメリットやデメリットと対策法、おすすめの水草を紹介しました。水質浄化などの水草メリットは非常に大きくアクアリウムに欠かせない存在です!

 

 特におすすめの水草の条件は

  • 成長が遅い
  • CO2添加や強いライトが不要
  • 流木や石に活着可能
  • 枯れずらい丈夫で育成しやすい

です。管理を楽にしたい方は今回紹介しなかった水草を選ぶ際にもこの条件を参考にするとよいでしょう。

 

 私は、おすすめ3種のウィローモスアヌビアスナナ、ミクロソリウムをそれぞれ前景、中景、後景に、石や流木に活着させて、ソイルに直接植えない方針にします。

 

 次回は底砂・ソイルの解説をする予定です。一緒に小型水槽の計画を進めていきましょう!

 

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